ヒトの体には、いたるところに関節がありますよね。
なかでも、腰や首、肩、ひざなどの痛みに悩んでおられる方も多いのではないでしょうか？

痛みにも、軽いものから、少し動かしただけで激痛が走るケースまで１人１人さまざま。
とくに、ひざの痛みというのは、長時間、同じ姿勢でいたり
はげしい運動やスポーツを続けている人に起こりやすい傾向があります。
特定の関節を使いすぎで起こる関節障害で「使い過ぎ症候群」とも呼ばれています。

スポーツによって起こる「ひざの痛み」にはどのような種類があるのでしょうか？

【１、ジャンパーひざ（膝蓋靭帯炎）】
これは、ジャンプすることの多いスポーツ選手に多く見られる症状です。
膝蓋骨（お皿と言われる部分）の下部と、その真下にある膝蓋靭帯の炎症によって
ひざのお皿の下側に痛みを感じます。
身体が温まってくると、痛みは感じにくくなります。


【２、鵞足炎（がそくえん）】
ひざの曲げ伸ばしを過度におこなうことによって
太ももの後ろの半腱様筋、大腿薄筋、縫工筋に起きる炎症です。
サッカーや陸上競技をする人、X脚の人見みられる症状で、女性の比率が高めです。
ひざの内側に痛みを感じますが、安静にしていれば１~２週間で完治することができます。

【３、習慣性膝蓋骨脱臼・亜脱臼】
交通事故や、スポーツ中のケガなどで、膝蓋骨が横にずれてしまう障害です。
坂道や階段を下りているときに、膝がガクンとして力が抜けたり
階段を上がるときに、膝蓋骨が痛んだりします。
初期の段階では、サポーターをつけて安静にすれば治りますが
痛みがひどい場合には、手術が必要になります。


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